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香り玉というもの

昔のヨーロッパ貴族の身だしなみ

昔の小説で読んで、調べました。

昔の小説で、ヨーロッパ貴族が「香り玉」なるものを口に含んでいた、と聞いて、色々調べたところ、木で作ったボールに麝香などを沁み込ませ、口に入れていた、という事が分かりました。何か体に悪そうに思えますが、当時の貴族の重要な身だしなみの一つだったようです。今なら、そんなに重い香りを漂わせているのはトレンドではありませんが、当時の最先端の流行は、麝香などの「重い」薫りを大量に使うのが富の証であり、ファッションだったようです。今で言うとマウススプレーのようなものなのでしょうが、もう少し軽くてよい香りのものはないのか、とつい思ってしまいます。これを読んでいる業界のお方がいらしたら、薫りを考えて頂けないでしょうか。